管理運用できないものは捨てる~ハリハリ流整理術
新居での暮らしもだいぶ落ち着いて、いよいよ私室の収納をきちんとしたくなってきた。
これまではとりあえずリビングとキッチンを使いやすくするのにいっぱいいっぱいだったんだよ……。まだ可愛い食器棚は手に入ってないので折を見て買いたい。ちょっといいグラスとかを半分インテリアみたいに見せ収納したいんだ。
おそらく私は女性かつオタクであるにしては、所有物が少ない方だと思う。買い物はそれなりにするのだが、同じくらいの量を思い切りよく捨てるからだ。
私は物を捨てるのが好きだ。自由になれる気がする。
せっかくなので、私なりの断捨離法を書いてみようと思う。
手順1.持っているものを手に取る
部屋の隅から隅まで、あるものをすべて手に取る。
このタイミングで持ち物をかんたんにメモしておくと、終わったときに自分がどれほど物を所有しているか一目瞭然になる。めまいがすること請け合いだ。
(今回の引っ越しにあたり私もやってみたが、200品くらいあった。ちなみに書籍等はひとまとまりなので、おそらく本気で一品一品数えたら300品くらいはあると思う)
(↑書き出した所有物リストの一部)
手順2.捨てるかどうかを決める
捨てるべきものはざっくり言うと、「使っていないもの」と「使いたくないもの」だ。
(1).使っていないもの
某片付けコンサルタントのように「ときめく?」と自分に問いかける必要はないが、そのかわり「いつ使う(着る)?」と問いかけよう。ある意味トキメキよりも残酷な問いかけだが、必要なことだ。
極端な話、季節ものや冠婚葬祭用品のように使用タイミングがはっきりしているものを除いて、普段使いしていない物品はすべて捨ててしまってもあまり問題はない。「いつか」使うものはゴミとみなす。
考えてみてほしい。使わないものは実質存在していないのと同じだ。モノは所有しているだけでは価値を引き出せない。スペースを食い、部屋を雑然とさせ、必要なもののありかをわからなくさせ、衛生面すら危なくさせる。ゴミよりも始末が悪い。
使わないものは、捨てよう。いくら高かったものでも。もらい物であっても。どうしても無理なら人にあげよう。特に服は寄付団体が結構あるぞ。
ただし、何事にも例外はある。
私の感覚としては、以下の場合は必ずしも捨てなくていいと思う。
- 入手してから一年以内のもの。まだ価値を自分が理解できていない可能性がそこそこ見込めるため
- 思い出の品。ただしガチなものに限る。チケットの半券とか写真とかはアルバムに収めたりして見返しやすい(=使える)状態にしよう。
- 書籍・CD・DVD。省スペースかつ、本棚などに並べれば管理もしやすいので他のものよりも取っておくリスクは低め。でも五年くらい読み返してないやつは希少本以外捨ててもいいんじゃないかな……図書館が近くにあるかにもよるけど。
- 飾り物。別に住居を殺風景にする必要はない。ただし、家主や来客の心を和ませるという機能が果たせていないならやっぱり使えていないので捨てたほうがいい。
(2)使いたくないもの
オリジナリティがなくて申し訳ないが、やっぱり「ときめかない」ものは某コンサルタントの言う通り手放した方がいい。
「使いたくない」ものは使えるものでも捨てよう。
まだ着られそうでも、自分的にもうしっくりこない服とかは捨てたほうが精神衛生に良い。
個人的な体験だが、「使いたいかどうか」で捨てる癖をつけると自分の中の好悪にかなり鋭敏になって、結果的に要らないものを買う率が減る。機能は満たしているけれど好きじゃないもの(結局使わなくなる)を最初から買わなくなるのだ。
以上の手順1、2を部屋にあるものすべてに実行したら、捨てる工程は終了。
捨てるのが終われば、自分が何を持っているかの把握と、なぜ片付かないかの理解もだいたい済んでいるはずだ。なんか妙に取り出しにくいエリアがあるとか、化粧品が三か所くらいにちらばってるとか、ジャケットだけ10枚くらいあるとか。
あとは片付かない理由を解消するだけだ。一つ一つの問題に対する対処法はググればいくらでも出てくるから、好きに整理をつければいいと思う。
使わないモノのない生活はいいぞ。
余談
このような考え方でいくと、実はkindleのような電子書籍はあまり私の好みではない。スペースの限界がなく、読み返すかどうかの判断を要さずにだらだらと所有し続けられてしまうのはどうにも収まりが悪い感じだ。まあ、ライブラリをろくに整理していないせいもあるんだけど。今度ちゃんと↓あたりを参考に整理してみようと思う。
まったく同じ理由で、職場のファイルサーバの中身とかも嫌いです。自分で勝手に整理できないから一番嫌いかも。