ハリハリのブログ

人に見せても良いと判断した思想感情を記録しておくための保管庫

キンプリの思い出

速水ヒロモチーフのiPhoneケースが届いた。上品な黄色の薔薇(ヒロのトレードマーク)が全体にプリントされていて、オタグッズながら普段使いしやすい。さすがのSuperGroupiesだ。内側はデニム風の布で作られており、オバレを結成して以降の肩の力が抜けたヒロを思わせる。

 

 

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これをもって、一年ほど使い込んでいたおそ松さんスマホケースはいったんお役御免となる。二期が始まったらまた使い始めるかもしれないけど。(この松ケースもめっちゃ可愛くないですか?)

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キンプリという単語は聞いたことがある人も多いだろう。2015年末から2016年の初め頃、わけのわからない流行り方をしたアレだ。

 

 

 

togetter.com

私もノーマークからキンプリ沼に落ちたひとりだ。裸体の男五人がギリシャ風の会談に座っている前売り券のチケットがTwitterのTLを流れていって失笑したのを覚えている。

しかしあんまりにも意味不明なレポが上がり続けるので、1月末についに観に行ってしまった。思い返せばマッドマックスFRも完全に同じ流れで劇場に足を運んだ気がする。我ながらちょろい。

 

「いきなり応援上演はないだろ(まあ、二回目があるとも思えないけどね)」そんな甘い見通しで、私は通常上演のチケット1,300円を購入し、劇場のドアをくぐった。

 

 

半笑い。

呆然。

爆笑。

大爆笑。

呼吸困難。

ひとときの安らぎ。

ヒロ様……。

興奮。

混乱。

悪いと思いつつ失笑。

とつぜんの涙。

キンプリはいいぞ。

 

初見時の私の心境はこんなかんじで変遷していった。不安定すぎだろ。

たとえが適切かはわからないが、テロに巻き込まれてもこんなに混乱しないんじゃないかってくらい、何が起きているのか認識できない70分だった。通常上映にしたのを心から後悔したのはよく覚えている。笑いこらえるのが厳しすぎて本当に死ぬかと思ったぞ……!

 

最期から二つ目の「とつぜんの涙」について少し話そう。

一条シン君がOver the Sunshine!をステージで歌い始めたとき、私の心境はぶっちゃけ「いったい何が始まるんです?」というかんじだった。
だってさ、TVシリーズ時からいたオバレの三人についてはダイジェストがあったとはいえ、ほぼ予習なしで15人超のキャラをぶつけられてしかも中心グループはいきなり解散して悲しいって言われても……なんというか、わからないんだよ!!とくに私はアイドル業界とかにハマったことがないから本当にわからないんだ!

そんなわけで、いまいちシン君が何をしようとしているのかがステージが始まってもわからず、ヒロとカヅキがステージに再登場してもわからず、私は「ヒロ様のお目々は綺麗だなあ」と思いながらスクリーンをながめていた。

なのに、シン君が「プリズムラーーーーップ!」と叫んでステージから飛び降り、客席間を走り抜けていくのに合わせてファンたちのサイリウムが絨毯のように点灯していくのをみたら、こう、鳥肌が立って勝手に目は見開かれ、胸が締め付けられるのを感じた。なにか美しいことが起きているという直感があった。

畳みかけるように「未成年の主張」が始まり、次々に切り替わるプリズムスタァらしき知らない女の子たちのステージ映像をバックに、シン君から
「皆さんは覚えていますか?はじめてプリズムショーを観たときのことを!」
と語りかけられて……いきなり、目から涙がこぼれ落ちた(今でも思い出すとちょっと泣きそうになる)。

びっくりした。先ほども言った通り、私がプリズムショーを観るのはその日がはじめてだ。
けれど私は、自分がはじめてミュージカルを観たときのことを思い出していた。私がこれまで二十数年大好きでいつづけたエンターテイメントとの出会い、そのときの感激を、ダイレクトに追体験させられた。泣かないほうがおかしい。
懐かしさと愛おしさで、頭がおかしくなりそうだった。

いまでも、どうしてあんなふうになったのかわからない。だが、ネットでの感想を観る限り私だけの現象というわけでもなさそうだ。

(どこかブログにほぼ同体験をした方の感想をみたのだが、探し出せない……!)

 

なんかわからん理由でボロ泣きさせられ、それはそれとしてラストの「グローリアス・シュワルツ!」×3で最後まで笑わされ、エンディング曲のドラマチックLOVEに浸って劇場をでた私は……。
とりあえず2日後の応援上映のチケットを抑え、アマゾンでキンブレと黄色い薔薇の造花をポチった。


その後、ひとりで応援上映3回(うち1回は4DX)、友人と通常上映1回、友人と応援上映1回をキメた。さらに一度目の応援上映のあと、スピンオフ元であるプリリズRLでヒロが出ている回を全部見て、挙句「ヒロを理解するには蓮城寺べる(主人公のライバル)を理解する必要がある」という結論に達して結局51話全部観た。最終的にヒロべる小説を書くに至った。狂乱の冬だった。 

「薔薇を慕いて【ヒロべる】」/「ハリハリ@ピカボ3出ます」の小説 [pixiv]

 

 

 

以上が私とキンプリの思い出だ。
あの日、通常上映で一人でキンプリを観に行った私を心から称えたい。プリズムショーはなんて素晴らしいんだ。

 

さて、来る6月10日(土)から、キンプリの最新作が上映開始となる。

 

細部タイトルは「PRIDE the HERO」。つまり……

ヒロ様回である!!


近いうちに、私の最推し速水ヒロの魅力について語るエントリをあげる予定だ。速水ヒロはいいぞ。