ハリハリのブログ

人に見せても良いと判断した思想感情を記録しておくための保管庫

車の顔がわからない私が惚れたホンダ

興味のないものは区別がつかない。

六つ子はシルエットで見分けられるのに、AKBは顔写真を並べられてもだいたい同じに見える。
プロ野球球団をセリーグパリーグに正しく振り分けられない。
車の種類の区別なんて全くつかない。
国産車か外車かを正しく判別できる自信がまったくない。ポルシェの顔が思い浮かべられない。スバルがメーカー名なのか商品名なのかたまにわからなくなる。
生活に車が必要ない首都圏住まいだからいいようなものの、車必須の地域に住んだらえらいことになりそうだと思う。
誰かに車で拾ってもらう約束をして「白のシビックね!」って言われても絶対ピンとこない。

 

車の区別がつかなくてけっこう困るのが、小説を読んでいるときだったりする。
たとえばあるキャラがレクサスに乗っている、という情報を提示されても私は「車もちなのかー」としか思えない。これが詳しい人なら、レクサスという情報からその人物の年収やらステータス意識やら美的趣味やら異性関係やらがあるていど推し量れるはずなのだ。というか、推し量れるからこそ作者はレクサスという車種をわざわざ提示しているのだ。いや、もしかしたらレクサスに乗っている人のステレオタイプとは違った人物像をあとで描写して、ギャップ萌えを狙っているのかもしれない。でも私はそのギャップに気づけない。レクサスがなんなのかわからないからだ。
レクサスの顔も性格もステータスもわからない。ユンボに乗ってるとかのほうがまだ読み取れる。
(同じような事象が、雑誌名とかでもよく起きる。赤文字系雑誌とか言われてもピンとこない。あ、ポップ音楽でも良く起きる。ダメだ私の興味が狭いのがすべての問題な気がしてきた)


そんな私が最近ズキュンときた車がある。
ポスターの画像を見て、もうメロメロになってしまった。
こちらです。

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やっばくないですか!?とくに三番目のボルドー
このレトロな四角いフォルム!渋い色使い!もうめっちゃ可愛い超乗りたい!これでドライブ行きたーい!


……と思ったのだが、このポスターは1979年にアメリカで発売されたホンダ車らしく。
売ってない。もし売ってたとしてもやべえプレミアついてるか、メンテに死ぬほど気をつかうはめになる。というか左ハンドル。いまだに駐車もまともにできない私には荷が重すぎる。中身の機能も古いだろうし燃費なんて比べるまでもなく……。
惚れた瞬間に失恋、って気分。生まれて初めてこんなに車を好きになったのに。

あ、はい、単なる愚痴です。言いたいこととか特にないです今日は。

 

余談

いまの車ってつるんと流線型で、サイバーっぽい色がおしゃれって扱いじゃないですか。
こういうデザインが好みな人の受け皿あるんですかね?
ちょっとググってみたのですが、レトロ趣味な人のためのレトロってかんじでダサい方向に振れちゃってる印象だなあ。
ああ、欲しいな1979年のThink Simpleなホンダ。復刻とかしてくれないかな。
ミニチュアとかで近いものをさがそうかしら。